中古マンション購入までの流れ
中古マンション購入の大まかな流れ
まずはどのような中古マンションを購入したいのか考えて見ましょう。
家族構成や職場、ペットの有無などを考慮しどのような環境のマンションがベストか具体的にイメージしてみましょう。
次に予算をしっかりと決めましょう。お金がいくらでもあれば誰もが最高級のマンションいや億ションに住めますが、現実はそうではありません。
生活に負担がかからない程度で無理のない予算を決め、その予算の中で最善の中古マンションを探さなければならないのです。
自分の収入や貯蓄はもちろん、どのような事にいくらお金を使っているのかを今一度再チェックして予算を出してみましょう。
そしてインターネットや新聞の折り込み広告、住宅情報誌などで物件の情報を収集して、気に入った物件を見つけましょう。
気に入った物件が決定したら、契約し、引越しの手続きや税金の手続きなどを行う事になります。
物件の比較検討を再度してみよう
ありがちなのが一つの物件に目がいってしまい他の物件を検討しなくなってしまう事です。
一つの物件にこだわる気持ちはわかりますが、こだわりすぎると周りが見えなくなり、その物件の短所も気づかないといった状況になりかねません。
選択肢を自分で狭めるのではなくより候補の物件を広げ、一つの一つの物件の良い部分を抽出してくると自ずと自分がどのような物件を求めているのかが具体的にわかってきます。
そして色々な物件を比較検討し熟慮した結果、一番だと思った中古マンションの購入手続きを進めればよいのです。
ありがちなことですが、気に入った物件を早く購入しなければなくなってしますという焦りですが、考えずに急いで変な物件を購入する恐ろしさを考えればそんな焦りはたいしたことはないでしょう。もしなくなってしまったら、縁がないものだとあきらめましょう。
とにかく冷静になりより多くの物件を今一度比較検討することが非常に大切な事だということを覚えておいて下さい。
マンションを購入する意思を伝える
不動産業者にマンションを気に入ったマンションを購入する意思表示をし、購入申込書などの書類に記入をします。
新築マンションなどでは申込証拠金というお金を支払うのですが(※手付金ではありません)中古マンションでは申込証拠金を支払うといった手続きはありません。
中古マンションの場合は、売主宛の買付証明書若しくは購入申込書というものをを発行するのですが、多くの場合は不動産業者が事前に必要事項を記載しているので、それに署名と押印をするだけでいい状態になっています。
なお不動産業者によっては買付証明書若しくは購入申込書を発行せずにすぐに契約に進む場合もあるので覚えておいて下さい。
売買契約の段取りは焦らずに勧めましょう
物件を所有する売主が、価格など様々な条件を考慮し、申込みに承諾するといよいよ売買契約を締結するための日程の段取りを具体的に決めていきます。
売主が承諾すると中古マンションだと媒介業者や不動産会社がとにかく早く売買契約を成立させるようにせかしてきます。
それは購入申込みをした人がやはり購入を止めると翻意するのを防ぐ為です。
せかされたといっても慌てて急いで契約するような事はやめましょう。急ぐと冷静な判断が出来なくなるものです。
ただし中古マンションの場合は売主が個人になるので契約締結までに長期間あけることは売主に失礼で迷惑をかける事になりますのでやめましょう。大体購入申込みをして1週間くらいで中古マンションの売買契約が締結できるように日程を組む事をおすすめします。
重要事項説明書のチェックを忘れないようにしよう
マンションを購入する際には重要事項についての説明を宅地建物取引主任者から受け同意した上で契約に移ります。
しかしマンションを購入するという嬉しい気持ちから意外と多くの人が重要事項の説明をあまり重要視せずそれに基づいて作成された重要事項説明書の内容を正確に把握していないようです。
その名前の通り重要事項説明書には重要事項が記載されているので必ず重要事項説明書に記載内容を正確に把握するようにしましょう。
ただ、重要事項説明書は非常に重要なので契約の前に余裕をもって吟味したいものなのですが、現状は売買契約の直前などに渡される場合が多いようです。ただ時間的に余裕がないとどうしてもチェックが甘くなってしまうものです。
重要事項説明書を業者がまだ完全に作成していない状態だったとしても予め作成途中の重要事項説明書及び契約書を見せてもらい、疑問点などを抽出して確認し、しっかりと疑問点を解消するようにしましょう。
マンションの管理規約もしっかりと目を通す事が大切です(結構見落とす人が多いです)
「こんなはずじゃなかった」と後々後悔する事がないようにチェックはしっかりとするようにしましょう。
売買契約当日の心構え
気に入った中古マンションを見つけそして申込みをし、売主が承諾したらいよいよ契約に移ります。
売買契約締結の当日は契約者一人だけで契約の場にいくのではなく家族など同席する人を連れて行くことをおすすめします。
高い買い物を一人でするとどうしても緊張してしまい、重要な見落としなどが出てしまいがちだからです。
契約の締結が行われる前には必ず宅地建物取引主任者から重要事項についての説明を受けます。
契約日当日にしか重要事項説明書を読む事が出来ない場合でも必ずしっかりとチェックをして疑問点を全て解消するようにしましょう。相手に遠慮する必要など全くありません。
人生を左右する大きな買い物なので慎重になりすぎるぐらいが丁度いいのです。
またここで分からない事をそのままにしてしまうと後々思わぬトラブルに発展する可能性が出てきます。
しつこいようですが、重要事項の理解を契約内容の理解は徹底するようにしましょう。
保全措置について理解する
その後手付金の支払いを行い、売主が領収書を発行し、それを受け取ると中古マンションの売買契約が無事成立することになります。
中古マンションの売買契約締結の際で宅地建物取引業者が売主となり、買主が宅地建物取引業者でない場合の売買契約の場合の下記事例の場合に手付金等の保全措置を取る事が義務付けられています。
それは①中古マンションの購入の際に売買代金の1割を超える手付金を支払う場合と②1000万円を超える額を手付金として定める場合です。
手付金等の保全措置とは大きくわけて、指定保証機関による保証委託契約、保険会社による保証保険契約、指定保管機関による手付金等寄託契約の3種類があり、これらの契約に基づいて、保証機関は売主と連帯して手付金等を返済する義務を負うことになります。
なぜこのような保全措置が義務付けられているかと言うと、万が一宅地建物取引業者である売主が売買契約締結後に倒産した場合には手付金の返還ができなくなってしまいます。このため支払った手付金を守る必要があるからです。つまり手付金を買主が支払っても無事所有権移転の登記が完了するまでは買主は極めて不安定な地位におかれるからです。
なお保全措置の対象は、売買契約締結時の手付金のほかにも、中間金、内金など売買代金の充当されるもの全てが該当します。
しっかりと覚えておきましょう。
住宅ローンを組む際にも細心の注意を払おう
まず住宅ローンを申込む場合には予めしっかりと必要な書類を用意するようにしましょう。
非常に重要なことなので必要書類のチェックはトリプルチェックすることをおすすめします。
なお住宅ローンを申し込む際ですが、不動産業者が紹介する金融機関で申し込む場合にはある程度不動産業者がサポートしてくれますが、自分で金融機関を選ぶ場合にはその手続きをサポートなしで自分でしなければなりません。
その際に一番注目しなければならないのが融資利用の特約です。
融資利用の特約がどのようなものかというと住宅ローンが借入られなかった場合に売買契約を白紙解除するというものです。
万が一手続き上の不備がある場合や申込み手続きに手間取った場合には融資利用の特約が受けられなくなってしまう場合があります。こうなると悲惨です。手付金を放棄するか、違約金を支払うかして中古マンションの売買契約を解除しなくてはならないからです。くれぐれもそのようなことがないように細心の注意を払いましょう。
決済の手続きを行う
これは売買金額から手付金を差し引いた残額の支払いのことをいいます。
中古マンションの場合の注意点ですが、売主が借りていた住宅ローンの返済も同時に行うケースが多いのでくれぐれも、残代金を間違えないように何重にもチェックをしましょう。
決済の作業はかなり複雑なのでしっかりと理解した上で行うように心がけましょう。
所有権移転登記の手続きを済ませよう
決済の手続きが無事完了しましたら、中古マンションの所有権移転登記の手続きを司法書士にお願いして行いましょう。
所有権の移転登記が完了し購入した中古マンションの鍵などを受け取る事により売買の手続きが全て完了します。
設計図書一式を引き渡された場合にはしっかりと保管しましょう。購入した物件を売却する際に非常に役立ちます。
くれぐれも紛失しないようにしましょう。